「昭和16年夏の敗戦」 読了

過日、猪瀬直樹氏の「東京の副知事になってみたら」のトークショーにいった。

その際に、ご本人がこの話題に触れた。

昭和16年12月8日の開戦より四ヶ月前に「最良にして最も聡明な逸材」(BEST&BRIGHTEST)が、ある国家目的のために全国各地から集められ模擬内閣が作られた。それがこの本の始まりなのだ。

猪瀬氏は、今の時代もイデオロギーをのぞいて色々なところで模擬内閣を作ったろどうだいう提案だった。集められる情報に基づき真剣に今後の政策を議論するべきだと・・・。

この本のなかに、「模擬内閣が今日評価されるとしたら、彼らが事態を曇りない目で見抜き予測した点にある。その予測を可能にしたのはタテ割り行政の閉鎖性をとりはらって集められた各種のデータであり彼らの真摯な討議であった。」この件を読んで猪瀬氏が何が言いたかったのか理解できた気がした。

この国の行く末は、どこで誰がどのように議論をして決めているのであろうか?流れてくるニュースはそのことにフォーカスをあてる。

読み終えて、書棚にあった「失敗の本質」と「『空気』の研究」をもう一度読みたくなった・・・。

しかし、パラッと開いて終わる。ここで読み返すと本当は一番いいのだろうが・・・。(断念)

エピローグにあった竹下通りと東郷神社の対比の件は、昨年JCの広報誌に小生が寄稿した「歴史を学ぶ必要性」の記事の冒頭と似ていてビックリしたが、その表現力の大きな違いにへこむのであるweep

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