3月4日(日)
昨日、朝から何を読もうか? 自分が今読みたいという本を開くことの幸せを感じた。
読まなければならいことや調べなければならないことのために本を開くのとは違う感覚。
さて、一年前ぐらいにある方が紹介していたので購入し半分ほど読んだ本がタイトルの本。
先週あたりかた続きを読み始めた。
アメリカの金融市場を中心とするアメリカ型の資本主義の崩壊を経済学者として分析し検証しそして警鐘を鳴らしている本である。
金融なんて関係ないと思われるかも知れませんが、そこにある問題は実は社会の身近な問題というか生活に多大な影響を与えているのである。
暴走したアメリカ金融。結局は一部の人たちが儲けて、損失をだれが払ったか?
結局は国民なのである。
市場原理主義の代償はあまりにも大きかったということである。
いま、幼稚園や保育園も新子ども子育てシステムにより大きく制度がかわるかも知れないところに立たされている。
先日の公開シンポジウムでも公と民の役割分担について触れた。私もすべてを市場原理に任せたほうがいいとは言わない。公は、教育の質を保証するために一定のというか大きなかかわりが必要だと思っている。
そんなバランスについて考えさせられる一冊だった。
著者の「政府の役割と市場の役割のバランスがうまくとれたものにつくり直していかなければならない。バランスがうまくとれたら、より効率的で安定した経済が生まれる」という言葉は大いに納得できる。
TPPについても考えさせられる点があった。
金融市場の話であるが、「各国は暴走気味のグローバル化から自国を守ろうとして、市場開放を制限する措置をとるだろう。その結果生じる世界金融市場の分裂が、世界統合から得られる利点を減退させかねない。」
資源の恵まれない日本。エネルギー問題さまざまな視野の広い議論をしなければ一部の視点だけで反対することが、先進国の責務を考えた場合どうなのだろうか?
真のグローバル化について考えるべきであろう。ブータン王国のことがこの中でも取り上げられていたが、価値観の問題が大きいと思う。これだけ大量消費社会を作ってそれを享受してしまった今、価値観を変えることの難しさはみんなが感じていることであろう。
最後のバランスを取り戻すことを著者は指摘している。
市場と国家、個人主義とコミュニティ。人間と自然、目的と手段・・・。
長期的と短期的な視野のバランスもわたしは加えたい。
読書もバランスが大事!!(反省と再認識)
PS これから法事と末娘の授業参観。