8月4日(土)
今日の一言(145)
『日本の昔の考えと、アメリカの考えと、どちらがいいなどと言えたものではない。どちらにしろ一長一短であり、どちらにしろ、それを本当にやり抜くためには相当な努力を必要とするものである。このあたりのことがわからぬ人は、日本流は苦しくてだめだからアメリカ流に変わろうとか、少しだけアメリカ流をやってみて、うまくゆかないと、やはり日本流が素晴らしいのだなどと言い始める。どちらにしろ、一つの考え方を維持するために支払わねばならぬ努力の質と量についての自覚がないかぎり、うまくはいかないのである。』(『こころの処方箋』河合隼雄)