日本人指導者にとって教養のもつ意味①

3月27日(火)NO.2

「第一に指導者にとっての教養とは、判断に必要な総合力と大局観をはぐくむ基礎のことである。どの指導者でも、国の内外を問わずに責任ある行動をとる場合、日本と日本人に関わる歴史軸と空間軸をしっかりもつことが必要となる。外交や商取引といった仕事において、自分たちの拠って立つ基盤や先人の格闘してきた軌跡を歴史軸に位置づけ、世界の多様性や芸術的感性を正確に認識できる空間軸に自らの活動や経験を重ねることが重要となる。こうした営みを政治や経済において可能にするのは、判断における大局観、その根拠となる総合力である。これらは、政治やビジネスにおける実践や試行錯誤に加えて、教養の積み重ねなしには獲得できない。」

『政治家とリーダーシップ』 山内昌之 岩波現代文庫

昨日までの古典の話からの展開です。今日から四回シリーズでいきたいと思います。

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